お別れ

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魂の乗り物が停止したその瞬間、叔母の自我は消滅した

その瞬間から叔母は故人と呼ばれる

故人との別離を哀しむよりも
残された人同士の自己主張のぶつかり合いで荒波立つこの状況
部外者の一意見など聞く耳持たないものだから
立ち往生あるいはただの傍観者でいるしかない残された人々もいる

血縁者同士のすったもんだ

誰かが正しいと決めつけると
間違っている人の存在が発生する
誰でも自分は正しいと信じて疑わない
人の数だけ物差しがある

でも共通しているのは
残された従兄弟の行末を案じる思い
ただ方法が違うだけなのに

明るく振舞っていても、いちばん哀しみに包まれているのはその従兄弟なのに

もう20年以上も前
叔父の遺骨を抱えて歩く叔母の姿が今でも胸に焼き付いている
そして今日
その叔母の位牌を悲しみで包み泣きながら抱えて歩く従兄弟の姿は
きっと誰の目にも焼き付いて離れないことだろう

間近でただ見守ることしかできない

金木犀がプンプン香る秋晴れの今日を
またもや忘れることができないと思う

故人のご冥福をお祈り申し上げますと共に
残された従兄弟に一日でも早く笑顔が戻ることも切に願います


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Comment

合掌・・・
  • 2015/10/11 11:08
  • YUKI
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ご冥福お祈りいたします。
  • 2015/10/07 21:18
  • みっちゃん
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